靴のすり減り方から歩き方の癖や不調のリスクがわかる!?

query_builder 2022/09/26
腰痛肩関節痛女性股関節痛全身
24493004_s

自分がどのような歩き方をしているか気にしたことはありますか?

歩き方の悪い癖によって体へ悪影響を及ぼし、様々な不調の原因にもなります。

 

こんにちは。川崎市の京町通り整骨院です。

今日は、靴のすり減り方からわかる歩き方の癖についてお話します。



靴底の減り方からわかる歩き方の癖と改善点を見ていきましょう。


歩き方や姿勢の癖など靴のすり減り方に現れることもあります。

 

スニーカーなどの靴の裏を確認してみましょう。


   かかとのやや外側・つま先の内側がすり減っている

正常な歩き方ができています。

歩行は、かかとのやや外側から着地し、小指の付け根側へ、親指の付け根付近に荷重が移動し、最後に親指側のつま先で地面を蹴り出す、といった動きをします。

 

靴のかかとのやや外側・つま先の内側が擦り減っているという人は、着地から蹴り出しまでの重心移動がバランスよく行えている、足裏全体を上手に使って歩けています。

 

   つま先だけがすり減っている

歩幅が狭くつま先から着地している歩き方をしています。

普段からヒールを履く機会の多い方に多い歩き方です。

足での重心移動がなく、バランスをとるために猫背気味になることが多く、下半身の筋力と運動能力が低下しています。

 

開張足」「外反母趾」「内反小趾」「巻き爪」になりやすく、猫背から「肩こり」や「頭痛」、「腰痛」に悩まされたり、下半身の筋力低下・運動能力の低下から代謝不良による不調、また転びやすくなるなどのリスクもあります。

 

改善するためには、目線を遠くにし、普段より半歩大股を意識しましょう。

 

   足指の付け根付近(靴の中心付近)だけすり減っている

アキレス腱が硬く縮んでいるために正常な重心移動ができず地面を蹴れず、膝や股関節を捻り足をぶん回すように歩いています。

 

足底腱膜炎」「開張足」「外反母趾」「内反小趾」「巻き爪」になりやすく、膝や股関節への負担が大きく、猫背になるために「肩こり」や「頭痛」、「腰痛」になる可能性も高いです。

 

改善するためには、ふくらはぎの筋肉の柔軟性を高めましょう。

姿勢を正すために、目線を遠くにし股関節・膝つま先が直線になるようにし、かかとから着地して歩きましょう。

 

   靴のかかとだけがすり減っている

   大き目の靴や靴紐を締めずにルーズに履いている人に多く見られ、身体が起きた状態で足だけを前に出すような歩き方でビーチサンダルやスリッパでの歩行時にもよく見られます。

   足首や足指も使えていないため「巻き爪」や衝撃が吸収されず「腰痛」が起こりやすく、運動不足から肥満の原因にもなります。

 

   改善するためには、自分の足に合ったサイズの靴をしっかりと靴紐を締めて履きましょう。

 

   靴の外側だけすり減っている

   靴底の外側、踵から小指の付け根かけてすり減るのはO脚の人、またはつま先を開いて歩くガニ股の癖を持つ人や中年以降の女性に多く見られます。

   足首や膝関節がうまく使えていないので「変形性膝関節症」になるリスクが高いです。

   また、運動能力が低下し、肥満の原因にもなります。


改善するためには、ガニ股の人はつま先を進行方向へ真っすぐに上げ、踵から着地するように意識しましょう。

O脚は、筋力低下やマルアライメントが原因のこともあるので柔軟や筋力トレーニングをすることで改善や予防することもできます。または、インソールなどを用いることも有用です。

 

   靴の内側だけがすり減っている

   靴底の内側、踵から親指の付け根にかけてすり減るのはX脚の人、または内股歩きの癖を持つ人、外反偏平足の人に見られます。

   足首や膝関節がうまく使えず運動能力が低下します。また、太ももの付け根が太く見えてしまいます。

   足が内側に倒れるので土踏まずのアーチが崩れ偏平足になるため「足底腱膜炎」「ウオノメ」「巻き爪」「外反母趾」など足のトラブルにつながります。

 

   改善するためには、つま先を進行方向へ真っすぐに上げ、踵から着地するように意識しましょう。

   マルアライメントの改善やインソールを使うことも効果的です。

 

   左右非対称にすり減っている
左右で異なる場所が擦り減っていたり、片方だけ減り方が大きかったりと左右非対称の場合は、歩き方というよりも足そのものに問題があることが多いです。

先天性の骨の長さの違いや、骨折などのケガによる脚の成長の差などにより、足の長さが違う場合が多いです。

または、片足にだけ過度な負担がかかっている場合もあります。

この場合は、早めの受診をお勧めします。

 

 

あなたの靴はいかがでしたか?

体のバランスを整えても異常なすり減り方をした靴を履いたときにはまたバランスは崩れてしまいます。平らな床ではなく一部が斜めになった床に立っているのと同じような状態になるからです。

正しい姿勢・歩き方を意識すると同時に靴も自分の足に合ったものか、異常なすり減りはないか確認してみてください。

----------------------------------------------------------------------

京町通り整骨院

住所:神奈川県川崎市川崎区京町2-24-2 2-1F

電話番号:044-767-7668

----------------------------------------------------------------------